二級建築士資格講座の選び方とは?失敗しないためのポイントを紹介!

公開日:2022/07/15   最終更新日:2024/10/25


毎年、二級建築士資格試験を受ける人は数多くいます。二級建築士試験は合格基準が厳しく、難関試験といわれているのが特徴です。試験の合格に向けて、しっかり勉強できる二級建築士の通信講座を受講したいと思っている人は少なくないでしょう。そこで今回は、失敗しない二級建築士資格講座の選び方とポイントについて解説します。

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二級建築士講座の失敗しない選び方

まず、失敗しない二級建築士講座選びについて解説します。自分に合った講座を選ぶことと、質のよい勉強を行うことが重要です。押さえるポイントがいくつかあるので検討するときの参考にしてください。

合格実績がある通信講座を選ぶ

二級建築士資格講座を受けるひとつの基準として、確かな合格実績があるスクールを受けることが大切です。やはり実績はその通信講座の質や評価が目に見えてわかる情報なので、選ぶときのポイントとしては外せません。合格率が高ければモチベーションにもつながるでしょう。

学習カリキュラムが自分に合っている

二級建築士資格講座は、スクールによって組んでいるカリキュラムが違います。カリキュラムの内容が自分の学習のやり方に合っているか、ついていけそうかどうかが、見極めるポイントになるでしょう。自分に合っていないカリキュラムだと勉強していてモチベーションが上がらないですし、ついていけないなんてことがあったら尚更やる気を失ってしまいます。講座を受ける場合は、自分の性格や勉強スタイルに合ったスクールの講座を選ぶようにしましょう。

添削指導が充実している

二級建築士資格試験を受けるにあたって、添削指導はとても重要です。添削指導は、自分の間違った考え方や勉強方法に気づいて正しい方向に導いてくれる指導方法。添削指導が充実しているかどうかは直接スクールに問い合わせるか、公式サイトなどで添削指導について紹介している場合があるのでよく調べるようにしましょう。二級建築士の勉強のなかでも、とくに製図に関しては自分で勉強するには難しく、添削指導が欠かせない分野です。スクールを選ぶときには添削指導をポイントにして選ぶようにしましょう。

費用について

二級建築士講座の受講料の相場についてですが、学科と設計製図の対策の両方で約20万円前後です。通信講座を選ぶときには20万円を基準にして考えましょう。相場より安い講座ももちろんありますが、安すぎる受講料の場合は注意が必要です。安い分、教材の質が悪かったりサポートが充実していなかったりする場合があるので充分に気を付けましょう。また、学科と製図が別で選べる場合がありますが、セットのほうが受講料は安く済む場合があるのでおすすめです。

二級建築士の受験資格

二級建築士の受験資格は、2020年に改正された部分もあるのでしっかりと把握しておきましょう。二級建築士の受験資格は建築に関する学歴や経歴があるかどうかが重要になってきます。学歴や経歴がない場合でも二級建築士試験を受けられるので、その内容も解説しましょう。

受験資格

・高卒以上かつ建築指定科目を終了している人…実務経験なしで受験が可能
・専門学校卒・短大卒で指定科目と実務経験がある人…2年間の実未経験が必要
・大卒で指定科目と実務経験がある人…1年間の実務経験が必要
・中卒または建築に関する学歴がない人…7年間の実務経験が必要

通信講座なら最短2年で受験資格を取得できる

中卒や建築の学歴を持たない人は実務経験を7年積まないと受験資格を得ることができません。しかし、通信講座を利用することで、最短2年で受験資格を取得できます。すでに働いている人でも通信講座なら隙間時間で勉強し、受験資格取得が可能です。

実務経験は資格取得後でも大丈夫

2020年の法改正で、実務経験は二級建築士資格取得後でも問題なくなりました。そのため、高校を卒業してすぐに受験することが可能になったのです。合格後に必要な実務経験を積めば、資格取得ができます。

二級建築士の資格内容と難易度

二級建築士の試験は、学科試験と設計製図試験の2つで構成されています。2つの試験で合格ラインを超えると合格できるのです。ただし、試験には基準点を超えないと不合格になる科目があるので気をつけましょう。二級建築士試験の試験内容と難易度について解説します。

学科試験

学科試験は五肢択一式のテストです。学科は1~4まであり、各25問、全部で100問あります。各科目の基準点は13点前後で、合格基準はおよそ60点です。二級建築士試験は各科目に基準点を設けていて、その基準点より1点でも下回ると不合格になってしまいます。テストの所要時間ですが、学科1~2で3時間、学科3~4で3時間の計6時間です。合格率は40%前後となっています。

設計製図試験

設計製図試験は、毎年6月上旬に公表される課題の建築物についての設計図所の作成となります。出題数は1問で、所要時間は5時間となっています。合格率は50%前後となっておりますが、学科試験の合格率と合わせると全体の合格率は20%前後となっており、かなりの難関資格です。

二級建築士の資格を取得するならスクールに通ったほうがよい

二級建築士資格試験の勉強は独学だと難しいです。もちろん中には独学で試験を受けている人もいますが、学科試験はまだしも設計製図試験に関しては独学では難しいでしょう。理由としては添削してくれる人がいないため、何が間違っているのかわからず勉強を進めてしまう可能性が高いからです。

また、二級建築士の試験勉強を独学で行う場合、勉強時間が1,000時間必要といわれています。自分で時間を見つけて勉強するのはなかなか難しいので、スクールに通って効率よく勉強するほうがよいでしょう。

 

今回は二級建築士試験について解説しました。二級建築士試験は非常に難易度の高い資格のため、毎日コツコツ勉強することが大切です。また、試験内容によっては基準点が変更になる場合があるので、基準点を目指しすぎないようにしましょう。この記事を参考に、失敗しない講座を選んでください。

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