建築士の業務内容とは?働き方も紹介

公開日:2025/09/15 最終更新日:2026/01/22

働き方

建築士の業務範囲は多岐にわたり、職場によっても求められる働き方は様々です。本記事では、建築士の業務内容について詳しく解説します。また、建築士資格の種類もまとめて紹介するので、自分にあった資格を見つけてください。この記事が、建築士資格の取得を目指している人の参考になれば幸いです。

建築士資格は主に3種類

建築士には「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」という3つの国家資格があり、それぞれが設計できる建物の規模・用途・構造に明確な違いがあります。

一級建築士

まず、一級建築士は国土交通大臣が認可する最上位資格で、設計できる建物に一切の制限がありません。大規模な公共施設や高層ビル、マンションなど、多様で複雑な建築物を扱える点が大きな特徴です。令和2年度以降は、大学や専門学校で指定科目を修了していれば実務経験がなくても受験可能となり、受験のハードルが下がっています。

二級建築士

二級建築士は、都道府県知事が認可する資格で、設計できる規模に一定の制限があります。木造では延べ面積1,000㎡以下、鉄骨・RC造では300㎡以内といった条件があるものの、一般住宅の設計を中心に幅広い建築物に携わることができます。こちらも指定科目を履修していれば実務経験不要で受験でき、履修していない場合でも7年以上の実務経験があれば受験可能です。

木造建築士

木造建築士は、名前の通り木造建築に特化した資格で、延べ面積300㎡以内・2階以下の建物が対象となります。住宅だけでなく、小規模な店舗や公共施設も取り扱えます。二級建築士と同様、一定の実務経験があれば受験することができます。

建築士の業務内容

建築士の主な業務には「設計」と「工事監理」という2つの独占業務があり、これに加えて行政手続きや契約関連など多岐にわたる業務を担っています。

設計業務

まず設計業務では、建物を建てるための計画を総合的にまとめ、設計図や仕様書として形にしていきます。設計には大きく分けて3つの分野があり、建物の見た目や間取りを決める「意匠設計」、建物を安全に支える骨組みを設計する「構造設計」、電気・給排水・空調などのインフラを計画する「設備設計」が含まれます。

地盤の状況、周辺環境、建築する目的、施主の要望、そして予算といったさまざまな条件を総合的に考慮しながら、最適な建物の計画を作り上げていくのが建築士の重要な役割です。

工事管理

続いて、工事監理とは、実際の工事が設計図や仕様書に基づいて正しく進められているかを確認する仕事です。建築士は工事現場に足を運び、鉄筋の配置や材料の仕様、施工方法などを目視でチェックし、必要に応じて施工業者に是正を求めます。

工事監理者は、建築物が安全かつ適切に完成するために、設計内容が忠実に反映されているか監督する責任を持ちます。工事がすべて適切に行われたことを確認した後には、建築主へ提出する「工事監理報告書」を作成し、監理業務の完了を正式に報告する流れです。

その他業務

また、建築士の仕事は設計と監理だけにとどまりません。建設に必要な各種許可申請や道路使用許可といった行政手続き、建築主と施工業者の契約書作成や契約内容の調整、さらには建物に関する調査・鑑定など、建築計画の円滑な進行を支える事務的・専門的な業務も担当します。

建築士としての働き方

建築士の働き方にはさまざまな選択肢があり、勤務先によって業務内容や関わる建築物の規模、求められるスキルも大きく異なります。

設計事務所

まず設計事務所では、個人のアトリエ系から大手企業まで幅広く存在し、それぞれが独自の特色を持っています。個人事務所は戸建て住宅や店舗など特定分野に強みを持つことが多く、興味あるジャンルを深掘りしながら経験を積める点が魅力です。一方で大手設計事務所では大規模プロジェクトに関わるチャンスがあり、組織的な体制の中で専門性を高められます。

建築士事務所

建築士事務所は、設計だけでなく工事が適切に実施されているかを管理・監督する役割も担います。建築主の意向を丁寧にくみ取り、必要に応じてアドバイスを行いながら、施工業者との交渉や指示も行うため、建築主の代理人としての側面も強い職場です。建築物が計画通り、安全に完成するように導く重要な存在といえます。

ゼネコン

ゼネコンでは、設計から施工まで大規模案件を一括で扱うため、マンション、高層ビル、公共施設など大規模建築に携わりたい人に向いています。採用のハードルは高いものの、待遇面は良い企業が多く、キャリアアップを目指す人に人気の働き方です

ハウスメーカー

ハウスメーカーは主に戸建て住宅を扱い、設計・施工・営業など部署が細かく分かれているのが特徴です。専門性を磨きやすい反面、個人顧客が相手となるため、土日対応が多くなることがあります。ゼネコンほど採用条件が厳しくないため、多くの建築士志望者にとって入りやすい選択肢でもあります。

工務店

また、地域密着型の工務店では、地元の土地特性を熟知している強みを活かし、設計から施工まで幅広く担当できます。地域に根ざした家づくりに貢献したい人にとって魅力的な働き方です。

まとめ

建築士は、建物の「設計」「工事監理」を中心に、行政手続きや契約調整など幅広い業務を担う専門職です。一級・二級・木造建築士といった資格ごとに扱える建物の規模や構造が異なり、自分の目指すキャリアに合わせて選択できます。また、設計事務所・ゼネコン・ハウスメーカー・工務店など働き方の選択肢も多く、関わる建築物の種類や求められるスキルもさまざまです。クリエイティブな設計から現場監理、地域に根ざした家づくりまで、多岐にわたるフィールドで活躍できる点は建築士ならではの魅力です。建築の専門知識を活かしながら、自分に合った働き方を選べる職業として、今後も高い需要が続く職種といえるでしょう。

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引用元:https://www.jdknet.co.jp/html/page22.html

引用元:https://www.ksknet.co.jp/nikken/index.aspx

引用元:https://www.shikaku.co.jp/

引用元:https://ssl.kenchikukouza.org/index.html

引用元:https://www.tac-school.co.jp/index.html
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