いつの時代も、二級建築士は人気の職業であり、転職を目指す方も多いでしょう。ただ、働きながら資格を取得する場合、通信と通学で迷われる方も少なくありません。本記事では、二級建築士資格講座を受けるなら通信と通学のどちらがおすすめなのか紹介しますのでぜひ、参考にしてください。
通信講座のメリット・デメリット
通信講座であれば、子どもがいる方でも働きながら勉強できるため誰でも始めやすい感じがするでしょう。
ただ、通信講座にはメリットがある反面、デメリットも存在することを覚えておく必要があります。通信講座のメリット・デメリットについて紹介しますのでぜひ、参考にしてください。
教材のクオリティは通学と同じ
通信講座は講師がいないため、教材のクオリティが低いのではと考える方もいるでしょう。
しかし、通信講座の教材は通学と同等のクオリティを持っているため、しっかり勉強すれば理解度は高くなります。また、中にはCD・DVD・インターネットをメディア教材として駆使している講座もあるため、テキストを読むだけの学習法より理解度は高くなります。
分からない部分は何度でも見られる・隙間時間を活用できる
通信講座の大きなメリットと言えば、分からない部分を何度も見返せることでしょう。
通学であればリアルタイムで講師の話を聞きながら進行するうため、分からない部分があってももう一度巻き戻せません。あとで学習を振り返ったときに分からない部分をピンポイントで巻き戻せることはメリットといえます。また、通勤時間などを利用して、隙間時間に学習を行うこともできます。
モチベーションの維持が大変である
通学であれば同じ時刻に講座へ足を運ばなければなりませんが、通信の場合は自分で好きな時間に勉強ができる反面モチベーションの維持が大切になります。
通信は孤独を感じやすく、誘惑に負けやすい方は勉強を途中で放棄してしまうデメリットがあるでしょう。
通学講座のメリット・デメリット
通学講座は、毎日同じ時間に講座へ足を運ばなければならないため、さぼってしまうことが少ないでしょう。
しかし、通信と同様に通学にもメリット・デメリットは存在します。通学講座のメリット・デメリットについて紹介しますのでぜひ、参考にしてください。
学習のリズムが付きやすく記憶に残りやすい
通学の最大のメリットは、学習のリズムが付きやすい部分と言えます。
決められた時間や曜日に必ず講座を受ける必要があり、学習のリズムが付きやすいでしょう。また、教室で講師の講座を直接聞くため、記憶に残りやすく、講義が終了した後は、分からない部分を講師へ聞けるメリットもあります。
モチベーションが維持しやすい
講座へ通えば勉強仲間がいるため、情報交換をしあいながらモチベーションを高めあえるでしょう。
強制的に勉強をおこなわなければならない状況に追い込めるため、途中放棄の危険性が少なくなります。
通信講座に比べ通学講座は料金が高い
通学講座は、講師を招いて講座をおこなうため通信に比べ料金が高いデメリットがあります。
時間的な制約を受けるため自分が好きな時間に勉強ができない部分もデメリットと言えるでしょう。また、都会では比較的通学講座が開催されていますが、地方へ行くと通学講座を開催していない場合が多く見られます。住んでいる地域によっては、通学自体が難しくなる場合もあります。
通信講座と通学講座を選ぶポイント
二級建築士資格講座を受ける際、通信か通学か迷われる方もいるでしょう。
どちらを選ぶべきか、自身のライフスタイルと照らし合わせながらおこなう必要があります。通信講座と通学講座を選ぶポイントについて紹介しますのでぜひ、参考にしてください。
通学講座を選ぶ際のポイント
通学講座を選択する際、講座に欠席フォロー制度があるかどうか調べておきましょう。
欠席フォロー制度とは、講座を欠席した生徒に対するケアのことを指します。特に、働きながら通学講座を希望される方や、小さな子どもを抱えながら資格の取得を目指す方は、欠席フォロー制度に関して事前に問い合わせておくと安心です。欠席した場合には、DVDや通信講座をそのまま提供する講座もあります。
通信講座の場合はスクーリング制度があるかがポイント
通信講座は、全てが通信でおこなう場合もありますが、スクーリング制度を設けている通信講座もあります。
スクーリング講座とは、実際に講師の講座を聞く機会が設けられていることです。中には、通信講座にスクーリング制度を設けている場合と設けていない場合でも、料金に大差がない講座もあります。値段に大差がないのであれば、スクーリング制度を設けている講座へ申し込むほうが賢い選択といえます。
まとめ
本記事では、二級建築士資格講座を受けるなら通信と通学のどちらがおすすめなのか紹介しました。働きながらでも子どもがいながらでも二級建築士の資格は取れると言えます。ただ、通信か通学かはライフスタイルに合わせて続けやすい方を選択すると良いでしょう。転職を考えているけど、資格を持っていないという方でも資格の取得方法はあるため諦めなくても良いと言えます。本記事が、二級建築士資格講座の資格取得を検討されている方の参考になれば幸いです。