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女性でも建築業界で働ける?女性建築士の需要について解説!

公開日:2022/12/15


建築士というと男性が多いイメージがあるかもしれませんが、建築士を志す方の中には女性も多くいることでしょう。「女性でも建築業界でやっていける?」「女性建築士の需要はある?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、建築業界の現状や女性建築士の需要、女性建築士ならではの強みなどについてまとめました。

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女性建築士の現状

まずは建築業界における女性建築士の現状について大まかに把握しておきましょう。

女性建築士の割合は全体の3~4割

かつては男性の仕事というイメージの強かった建築士ですが、最近では、女性建築士の人数も年々増加傾向にあります。建築士試験合格者のデータによると、一級建築士において約3割、2級建築士においても4割近くを女性が占めています。数値で見ると、女性建築士は決して少ないというわけではないのです。実際に、有名な建物を設計したり数々の受賞歴があったりと輝かしい活躍をしている女性建築士も数多く存在しています。

女性建築士の労働環境は向上している

二級建築士は大学で建築を学び試験に合格すれば取得できるため、男女関係なく誰でも建築士を目指しやすくなりました。さらに2014年からは、国土交通省と建設業5団体が協力し、建設業界で女性が働きやすい環境をつくるための取り組みを行っています。そのため、今後さらに働きやすい環境が整っていき、女性建築士の活躍もより増えていくことが予想されます。

女性建築士の需要は高い

建築業界の慣習は根強く、まだまだ男性建築士のほうが多いのが現状ですが、決して女性建築士の需要が低いわけではありません。女性建築士が求められている理由として次のようなことが挙げられます。

高齢建築士の引退に伴い建築士全体の需要が高まる

国土交通省のデータによると、現在活躍している建築士の約3割が60代、50代も含めると約半数におよび、建築士の半分が50代以上と建築士の高齢化が進んでいることが分かります。今後、現在第一線で活躍している建築士が引退を迎えるに伴い、必然的に建築士全体の需要が高まっていくと考えられます。

女性特有の視点やデザインが求められている

とくに女性建築士には、女性ならではの視点やデザインを提案できるという強みがあるため、こうした強みを生かせる分野での需要が高まることも想定されます。たとえばネイルサロンや美容院、ファッション店など女性をターゲットにした店舗のデザインなどは、経験を生かした設計ができる女性建築士の需要が高い分野だといえるでしょう。

女性ならではの目線を活かして働ける

女性建築士の最大の強みは、女性ならではの目線を生かして働けるということです。具体的にどのような場面で生かせるのか、一例を紹介します。

家事・育児経験を生かした設計ができる

建築士の仕事の中でも大きな割合を占める戸建住宅の設計においては、実際に暮らす人の立場に立っていかに暮らしやすい住まいをつくるかが重要です。女性建築士なら、キッチンの使いやすさや家事導線、収納の使い勝手や掃除のしやすさ、子どもの安全への配慮など、女性ならではの実体験を生かしたよりリアルな提案ができることでしょう。

女性クライアントに喜ばれる

戸建ての注文住宅においては、女性建築士相手のほうが妻にとっては話しやすいというメリットもあります。家づくりでは家事を担うことの多い妻側の意見を取り入れることも大切なため、細かいことに気づけたり、「なんとなくこんな感じ」という言語化が難しい要望をくみ取ってくれたりする女性建築士の対応が喜ばれます。

女性建築士の大変なこと

とはいえ、男性社会の仕事というイメージが強かった建築業界で女性が働くためには、何かと難しい面も存在します。女性建築士が感じる大変なことを以下に紹介します。

ハードワークをこなす体力が必要

建築士の仕事は、女性はもちろん男性にとっても非常にハードです。工期によっては残業や休日出勤が発生することも多く、建築物のクオリティを追求すればするほど労働時間も長くなります。こうしたハードワークをこなすためには強じんな体力が必要で、日頃から体調管理を徹底するなどの努力をしなければなりません。

男性との円滑なコミュニケーションが求められる

建築の現場には男性が多く、時には年配の男性職人に指示を出したり、多くの男性職人を統率したりと男性を相手に仕事を進めていく必要があります。こうしたコミュニケーションを難しく思う女性建築士も多いようで、肉体的にもハードなうえに精神的なストレスを抱えてしまう人も少なくありません。

プライベートとの両立が難しい

女性にはどうしても出産や育児といったライフイベントで第一線を離れざるを得ない時期があります。建築業界ではまだまだ育児と両立して働ける環境が整っていない会社も多く、家族の負担を考えて退職を選択する女性建築士もいるようです。その一方で、育児中でも働きやすい制度の整った大手建築会社に転職したり、自分のペースで働けるように独立開業したりと道を切り拓いている女性建築士も存在します。

まとめ

女性建築士は年々増えており、女性ならではの経験や感性を生かした提案は建築の現場でも高い需要があります。出産や育児といったプライベートとの両立が難しいという問題もありますが、建築業界における女性の労働環境は改善されつつあります。出産を機に独立開業に踏み切るなど新たなステージで活躍できる場合もあるので、建築士というやりがいのある職業を目指してみてはいかがでしょうか。

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